食べる楽しみを、いつまでも、誰にでも。

新連携事業とは

『高齢者及び咀嚼・嚥下力の低下した方向けの新ソフト介護食の
量産化・市場化のサービス事業展開』

見て食欲をそそり、食べて美味しさを感じる、生涯食べる喜びを実感できる食のクオリティ・ライフを目指す介護食の提供

2008年度 経済産業省新連携 認定事業

2007年度の市場調査から、2009年度の『量産化・市場化』に至るまで、
経済産業省の補助金制度による支援を受けて実施いたしました。

『新連携事業』とは、その行う事業の分野を異にする事業者が有機的に連携し、その経営資源(設備、技術、個人の有する知識及び技能その他の事業活動に活用される資源をいいます)を有効に組み合わせて、新事業活動を行うことにより新たな事業分野の開拓を図ることを目的としており、この商品は『高齢者及び咀嚼・嚥下力の低下した方向けの新ソフト介護食の量産化・市場化のサービス事業展開』に基づき開発されております。

・ 高齢者介護食を基本とした咀嚼困難・嚥下力の低下した方向けの介護ソフト食の市場安定化を目指します。
・ 地産地消型、地域資源活用型のビジネスモデルの構築を志向し、全国各地の高齢者施設や病院向けの加工食品を取り扱う企業と一緒にビジネス展開を目指します。

事業概要(新規制、市場性等)

・ コア企業が開発を進めている「再成形ソフト食」(以下、ソフト食と称する)は、素材を嚥下食用に加工し、素材そのものから型取りした型枠をもって再成形することにより、見た目や食材としての再現性において既存の他社商品とは大きく異なっています。
・ 当商品は、献立ごとによる加工(焼く・煮る)が可能で、かつ利用される地域やご家庭での個々の味付けにも対応できる汎用性のある製品です。これにより、今までの生活環境で慣れ親しんだ味に近づけることが可能となり、特に高齢者の方にとって、食事における大きな魅力となります。
・ 将来的には、このソフト食製造販売事業をビジネスモデル化し、中小企業加工業者向けに販売普及していく予定です。

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連携のきっかけ、特徴

・ コア企業はこれまで20数年間に渡って、高齢者の方に対する給食提供事業を実施してきました。その中で、嚥下障害の方や咀嚼困難者の方に対する”形のない食事”、いわゆる”ペースト食”や”きざみ食”等の、介護する側が提供しやすい方法の介護食に大きな疑問を抱いていました。
例えば、既存のソフト食を提供している大手食品メーカーの商品の大半が、素材をムース状(プリンのように軟らかくしたもの)に加工し、かつサイコロ状や棒状に加工した「本物に似せた風味」を求める製品になっていることが挙げられます。
・ コア企業は、本来求められるべき、高齢者の方の『安全で安心』な、そして『楽しんで食事が出来る』クオリティ・ライフを目指す介護食の開発をすべく取り組みを行ってきました。
そのような中において、再成形ソフト食の製造に大きなファクターを持つ型枠において、株式会社シリカとの共同開発を進めることで、コスト軽減の大きな課題となっていたオリジナル型枠の試作において、シリコンシート素材の転用をはかり、大きな発展を得ることが出来ました。
今後は、このシリコン型を用いた高効率な量産機器の開発に取り組むとともに、市場への流通ルートの開拓も推し進めていきます。
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